株式会社ライトプランナーは、浜松市中央区を拠点に電気設備工事や空調工事を手掛ける電気工事業者です。戸建てやマンション、店舗などの幅広い現場で、設計から施工、点検、メンテナンスまで一貫したサービスを提供しています。業界歴30年以上の代表をはじめとする経験豊かな職人たちが、確かな技術と知識で地域の電気設備の安全を守っています。
静岡県西部地域、特に浜松市周辺は台風や地震などの自然災害の影響を受けやすい地域です。過去には台風24号による大規模停電や、東海地震の発生が懸念される地域でもあります。災害発生時には電気設備の安全確認と適切な復旧作業が重要であり、二次災害を防ぐための正しい知識と対応が求められます。本記事では、台風・地震時の電気設備点検と災害後の安全確認手順について詳しくご説明します。
災害時の電気設備リスクと安全対策
台風による電気設備被害の特徴
台風による電気設備の被害は、強風、豪雨、塩害の複合的な要因によって発生します。強風により飛来物が電線を損傷したり、電柱が倒れたりすることで停電が発生します。また、海に近い浜松市周辺では、塩分を含んだ強い潮風が設備に吹きつけることで、碍子の表面に塩分が付着し、送電線から鉄塔に電気が流れて停電が発生する塩害も重要な要因となります。
浜松市では2018年の台風24号により、市内の公立小中学校の4割以上が休校となる大規模停電が発生しました。想定を上回る強風と塩害により電力設備が損傷し、ピーク時には2000基の交通信号機が点灯できなくなるなど、市民生活に深刻な影響を与えました。
地震時の電気設備への影響
地震による電気設備への影響は、揺れによる直接的な損傷と地盤変動による間接的な損傷に分類されます。強い揺れにより電柱や電線が損傷したり、地盤の液状化や家屋倒壊の影響で地中ケーブルが損傷したりすることで停電が発生します。
東海地方では駿河トラフ・南海トラフ沿いで発生する大規模地震の発生が懸念されており、浜松市の地震被害想定では最悪の場合、2万3千人を超える死者数が想定されています。地震後に発生する火災の大半が電気火災であることから、適切な電気設備の点検と安全対策が重要です。
台風時の主な被害要因
強風被害:飛来物による電線損傷、電柱倒壊
豪雨被害:浸水による設備故障、土砂崩れ
塩害:沿岸部での碍子汚損、絶縁劣化
停電連鎖:広域停電による社会機能停止
地震時の主な被害要因
揺れ被害:電柱倒壊、配線切断、設備破損
地盤変動:液状化による地中ケーブル損傷
建物倒壊:引込線損傷、配電設備破損
通電火災:復電時の電気火災リスク
災害直後の緊急安全確認手順
停電時の初動対応
災害による停電が発生した場合、まず安全確保を最優先として以下の手順で対応します。停電の原因が建物内の電気設備の故障か、外部の電力系統の問題かを判断するため、近隣の状況を確認します。分電盤のブレーカーが落ちていないかを確認し、落ちている場合は無理に復旧させず、原因を特定することが重要です。
避難する場合は、必ずブレーカーを「切」にして電源を遮断します。これは復電時の通電火災を防ぐための重要な措置です。また、ヒーターやアイロンなどの熱を発生する電化製品の電源プラグを抜いておくことで、復旧時の火災リスクを軽減できます。
ガス漏れ・漏電の確認方法
災害後の安全確認では、ガス漏れと漏電の確認が特に重要です。ガスのにおいがした場合は、絶対に火をつけたり換気扇や電気のスイッチに触らないでください。可能な範囲でガス栓とメーターの元栓を閉め、窓を開けて換気を行い、すぐにガス会社に連絡します。
漏電の確認では、分電盤の漏電ブレーカーが落ちていないかを確認します。漏電ブレーカーが落ちている場合は、安全ブレーカーを一つずつ入れながら、どの回路で漏電が発生しているかを特定します。漏電箇所が判明した場合は、その回路の電源を切ったままにして、電気工事業者に修理を依頼してください。
災害後の電気設備確認では「見る・嗅ぐ・触らない」が基本原則です。設備の外観確認と異臭の確認は行いますが、損傷が疑われる電気設備には絶対に触れないでください。専門知識なしに復旧作業を行うことは、感電や火災などの二次災害を引き起こす危険があります。異常を発見した場合は、必ず資格を持った電気工事業者に相談してください。
電気設備の詳細点検項目
屋外設備の点検ポイント
災害後の屋外電気設備点検では、引込線、電力計、屋外配線、外部コンセントなどを対象とします。引込線に切断や損傷がないか、電柱との接続部に異常がないかを目視で確認します。電力計周辺では、計器の破損や傾き、接続部の損傷がないかを確認し、水没した形跡がある場合は使用を控えて電力会社に連絡します。
屋外配線では、配線の垂れ下がりや断線、被覆の損傷がないかを確認します。外部コンセントや照明器具については、筐体の破損や浸水の有無を確認し、異常がある場合は使用を停止します。特に浜松市周辺では塩害の影響を受けやすいため、金属部分の腐食や絶縁体の劣化についても注意深く観察する必要があります。
屋内設備の安全確認
屋内電気設備の点検では、分電盤、配線、コンセント、照明器具、電気機器などを対象とします。分電盤では、ブレーカーの破損やゆるみ、端子部の異常がないかを目視で確認します。配線については、天井や壁内の配線に損傷がないか、コンセントやスイッチに変形や焦げ跡がないかを確認します。
水害を受けた場合は、浸水の可能性がある電気機器の使用を控え、乾燥と安全確認が完了するまで通電しないでください。特にエアコンの室外機や給湯器などの屋外設置機器は、浸水による内部回路の損傷が発生しやすいため、メーカーや電気工事業者による点検を受けることが重要です。
屋外点検項目
引込線:切断・損傷・接続部異常の確認
電力計:破損・傾き・浸水跡の有無
屋外配線:垂れ下がり・断線・被覆損傷
外部設備:コンセント・照明の筐体確認
屋内点検項目
分電盤:ブレーカー破損・端子部異常
配線系統:配線損傷・コンセント変形
電気機器:浸水・動作異常・焦げ跡
絶縁測定:漏電の有無・絶縁抵抗値
安全な復旧作業の進め方
段階的復旧手順
災害後の電気設備復旧は、安全確認を経て段階的に進める必要があります。まず、電気工事業者による専門的な点検を受け、設備の安全性を確認します。点検で問題がないことが確認されたら、主幹ブレーカーから順番に投入し、各回路の動作を確認しながら復旧を進めます。
復旧作業では、いきなり全ての回路を投入せず、重要度の高い回路から順番に復旧させます。照明回路、冷蔵庫などの必需品回路、その他の一般回路の順序で復旧し、各段階で異常がないことを確認してから次の段階に進みます。この段階的復旧により、問題のある回路を特定しやすくなり、安全な復旧が可能になります。
復電時の注意事項
復電する際は、事前にガス漏れがないことの確認と、電気製品の安全確認を必ず行ってください。復電後に焦げたような臭いを感じた場合は、直ちにブレーカーを遮断し、再度安全確認を行います。原因が分からない場合は電気の使用を見合わせ、専門業者に相談することが必要です。
通電時には通常時よりも大きな電圧の電流が流れる恐れがあるため、パソコンやテレビなどの精密機器は事前に電源プラグを抜いておくことが重要です。復電が確認できてから、機器の外観に異常がないことを確認した上で、順次電源を投入してください。
電気設備の復旧作業は、必ず電気工事士等の有資格者が行ってください。災害後の設備には見た目では分からない損傷がある可能性があり、不適切な復旧作業は感電や火災などの重大事故につながる危険があります。浜松市周辺では塩害による絶縁劣化も考慮する必要があり、専門的な知識と測定機器による確認が不可欠です。
専門業者による点検の重要性
法定点検との関係
電気設備の安全性確保には、法律で定められた定期点検が重要な役割を果たしています。電気事業法に基づく4年に1度の電気安全調査や、月次・年次の電気保安点検などが実施されており、これらの定期点検に加えて、災害後の臨時点検を適切に行うことが安全確保の鍵となります。
定期点検では、設備の経年劣化や絶縁体の劣化を早期に発見し、漏電や感電のリスクを事前に把握できます。災害後の点検では、通常の点検項目に加えて、災害による特有の損傷や劣化を確認し、必要に応じて応急措置や修理を実施します。
浜松地域の特性を考慮した点検
浜松市周辺では、海からの塩害、製造業による高負荷設備、台風の常襲地域という特性を考慮した点検が必要です。塩害による絶縁劣化は目視では確認しにくく、専用の測定器による絶縁抵抗測定が必要です。また、自動車産業や楽器製造業などの精密機械を扱う工場では、停電による製造ラインへの影響を最小限に抑えるための迅速な復旧対応が求められます。
地域の電気工事業者は、これらの地域特性を理解し、適切な点検・復旧サービスを提供できる体制を整えています。災害時の緊急対応から平時の予防保全まで、地域密着型のサービスにより、安全で安定した電気供給を支えています。
専門点検の内容
絶縁測定:絶縁抵抗値・漏電電流測定
接続確認:端子部・接続部の点検
動作試験:ブレーカー・保護装置の動作
記録作成:点検結果の文書化・保存
地域特性対応
塩害対策:絶縁劣化・腐食状況の確認
台風対策:風圧・飛来物対策の評価
地震対策:耐震性・液状化対応の確認
産業対応:製造ライン復旧の優先順位
災害に備えた予防対策
災害時の電気設備被害を最小限に抑えるためには、平時からの予防対策が重要です。感震ブレーカーの設置により、地震時の自動電源遮断が可能となり、通電火災のリスクを大幅に軽減できます。また、定期的な電気設備点検により、災害前から設備の状態を把握し、必要な補強や更新を行うことで、災害時の被害を軽減できます。
株式会社ライトプランナーでは、浜松市中央区を中心とした地域で、災害時の電気設備点検と復旧作業に対応しています。台風や地震などの自然災害は避けることができませんが、適切な予防対策と災害後の安全確認により、被害を最小限に抑えることが可能です。
災害時には迅速かつ安全な対応が求められます。電気設備に関する異常や不安がございましたら、無理をせずに専門業者にご相談ください。私たちは地域の安全を守るため、24時間対応の緊急連絡体制を整え、皆様の安心・安全な電気利用をサポートしています。正しい知識と適切な対応により、災害時でも安全に電気設備を利用できるよう、今後も地域に密着したサービスを提供してまいります。








